なぜ養殖認証が必要なのか

なぜ養殖認証が重要なのか

世界の人口が増えるとともに、魚の需要も増大しています。魚は、高タンパク、低脂肪、栄養豊富で健康的な食べ物です。

しかし昔から続く漁業では、高まる需要を満たすことができません。漁業資源は有限であり、既に海水魚の86%* は限界まで漁獲されている、または乱獲されていると言われています。つまり、海の天然漁業は既に供給限度に達しているのです。

それを打開する方法が、養殖です。養殖だと、天然漁業への圧迫を減らしつつ、世界の需要を満たすことが可能です。養殖は世界で最も急速に伸びている食糧生産システムであり、2018年までに、世界で消費される魚の半分以上が養殖魚になる見込みです*。

しかし養殖魚に対する需要が急速に高まったことにより、新たな問題も出てきました。養殖は適切に管理しないと、ずさんな現場運営、水質汚染、生態系のかく乱、劣悪な労働条件など、様々な悪影響を引き起こします。養殖産業の成長が急速であればあるほど、環境や地元コミュニティーに与える影響が大きくなります。そのため、この問題に直ちに取り組まなければなりません。

養殖の適正管理を推進すれば、環境や社会に与える影響を軽減しつつ、高まる水産物の需要を満たすことができます。

*国連食糧農業機関の「世界漁業・養殖業白書(2012)」(SOFIA, 2012, FAO

資料「責任ある養殖の必要性」

ASC 基準は何に使用できるか

ASC基準はコミュニティーや環境を保護し、養殖産業のさらなる推進に役立ちます。

ASC基準は、以下のような分野で、最良実施のための厳格なテンプレートとなっています。

1.    法的適合性(法令順守、営業権)
2.    自然環境と生物多様性の保護
3.    水資源の保護
4.    種の多様性と天然魚の個体群の保護(天然魚にとって脅威となる養殖魚の脱走防止など。)
5.    動物用飼料や他の資源の責任ある使用
6.    動物の健康(抗生物質や薬剤の不必要な使用の禁止)
7.    社会的責任(児童労働の禁止、労働者の健康と安全、集会の自由、コミュニティーとの良好な関係など)

ASC 認証のメリット

養殖場がASC 認証制度に投資すると、次のような大きなメリットがあります。

•    既存市場でのステイタスが向上し、新規市場への進出につながります。
•    業界内や消費者の間で信頼性が高まり、市場価値が向上します。
•    業界内の最良実施例(飼料の効率的使用、より良い病気対策など)を取り入れて、業界のフロントランナーとして競争力を高めることができます。

ASC基準と認証制度についての詳しい情報は、電話<+31 30 230 5929>または電子メール<info@asc-aqua.org>で、お問い合わせください。

ASC認証のメリットについてはの関連情報は、 「ASCはどのように役立つのか」のページもご覧ください。

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