ASC認証のコア基準策定に着手

17|12|2014

水産養殖管理協議会(ASC)は既存の8つの養殖基準の構成と内容を調和させ、ひとつのコアとなるASC基準を策定するプロジェクトを開始します。求められる種ごともしくは生産手法ごとの要件を残しつつ可能な判定基準の調和を行います。

ASCは現在のASC養殖基準を見直し、それらの共通事項を洗い出すため、今週プロジェクトを正式に立ち上げました。コア基準は一般的要件を含み、種または生産手法特有の要件については付属書の中で扱います。

コア基準を策定することで、共通課題に一貫性を持たせることが可能となり、養殖業者、監査員、その他の関係者にとってわかりやすさを提供します。よってより効率的な方法で他の種群へとASC認証を拡張することが可能となります。

ASC基準管理長のバス・キアーツは「現行の基準は商業的取り扱いの多い12種群を取り扱っていますが、ASCの目指すビジョンを広げるためには、より多くの種を可能な限り早急に認証対象に含める必要があります。コア基準があることで、他魚種をより効率よく含めることができるようになるでしょう。これは新たな種の認証製品を市場に投入する時期を早めることにもなります。この2年半、基準を実際に運用した経験から、現在の対象魚種について改善すべき範囲が分かり、種間で一貫性のあるアプローチを確立することが非常に重要です。全体として、将来的にはすべてのプロセスがより効果的でより効率的になると期待しています。そして世界の養殖分野に、明解で一貫性のある手法で、良い意味の変化をさらにもたらすことになるでしょう」と話します。

現行のASC基準は、WWFが主導する水産養殖管理検討会によって策定作業が行われ、それぞれ個別の基準と手引きがセットになっています。今日までに世界各地の100以上の養殖場でASC基準が運用されていますが、様々なマーケットで製品が取引されてきた経験を活かし、基準書やマニュアルとともに、その運用方法についても改善することを検討しています。これにより種間の一貫性が進むと期待されます。また現在対象となっていない種について、ASCによる環境および社会問題への取り組みが進むでしょう。

「我々は最初に、実際に運用した現行基準をみて、改善点がどこにあるのかを知る必要がありました。この2年間、世界各地で各種の異なる生産手法による養殖場の認証過程から多くのことを学び、この基準の調和プロジェクトをアナウンスするに至りました」と、キアーツは述べています。

適用条件(ToR)については、パブリックコメントを公募しています。ToRの詳細やコメントの送付については、ASCウェブサイトのプロジェクトページを参照してください。

 

 

 

 

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